TRAVESSIA

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★職場で気づける変化とは
 メンタル疾患は、早期発見・早期治療が大切です。これによって予後が大きく違ってきます。ですから職場における「周囲の気づき」はとても重要な要素です。
 職場でも周囲が気づける変化としては、以下のような点が挙げられます。

 ■仕事のミスが増えた ■作業能率が下がっている
 ■集中力が低下している ■イライラしていることが多くなった
 ■ぼーっとしていることが多くなった ■元気がない
 ■朝、遅刻するようになった。又は、出勤時間が以前より明らかに遅くなった
 ■ため息をつくことが多くなった ■居眠りをしている
 ■反応が鈍い ■みだしなみが乱れるようになった


★受診を嫌がるパターン
 メンタル不調が見られる社員が受診を嫌がるケースはしばしば見受けられます。受診したがらない人に共通してみられる言動としては、

 ・「どこも悪くありません。ただ少し疲れているだけです」
 ・「私の気の持ちようですから…お医者さんに診てもらっても仕方がありません」
 ・「リストラの対象になってしまうのではないか…」という不安を持っている
 ・「今、私が仕事から抜けるわけにはいかないんです。みんなに迷惑をかけることになりますから」
といったものが挙げられます。



★まずは「身体症状」から
 これらの社員に対して受診を促すには、まず身体的な症状についてアプローチすることが有効です。身体の不調に関しては、比較的抵抗感が低く受け入れてもらいやすいからです。
 最初は「最近身体の調子はどう?ちょっと疲れてそうだけど…」「最近お昼もあまり食べてないみたいだね、食欲はどう?」といったように、あいまいで自由に答えられる「オープン・クエスチョン」から始めます。
 次に、具体的に「夜はよく眠れている?」「朝起きるのが辛くない?」「どこか痛い所がある?」など、「はい・いいえ」で答えることのできる「クローズド・クエスチョン」で、少しずつ焦点をしぼっていきます。

 そして、「ストレスが溜まっているのかもしれないね」「心の疲れが身体に出ることもあるそうだよ」と、ストレスや心の疲れといったメンタルの部分に自然な形で言及します。その上で「みんなも心配しているから、一度、診てもらったらどうかな?」と勧めます。
 ただし「あなたのことをみんなが心配しているよ」というと、「私のせいで心配をかけてしまっている」と解釈して、本人が自分を責めてしまう可能性があります。このような場合「みんながあなたのことを大切に思っている、だからこそ心配なのですよ。」というメッセージを、心をこめて伝えると良いでしょう。

 どうしても、心の専門医を受診することに抵抗がある場合、内科のホームドクターがいれば、まずそちらを受診するように話してみましょう。また、家族や会社がかわりに相談に行き、適切な医療機関を紹介してもらうのも一つの方法です。

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