TRAVESSIA

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 社員から会社に提出された診断書に「1ヶ月の自宅療養を要する」と書かれていた場合、皆さんはどう判断されるでしょうか。
「そうか、1ヶ月休んだら復職できるのだな。」と思っていたら、1ヶ月後にまた「1ヶ月の自宅療養を要する」との同じ診断書が提出され、またその1ヶ月後に…と延長が繰り返されるパターンが非常に多いのです。いったい、どうしてこのようなことが起きるのでしょうか。

 メンタル疾患の場合、療養を開始する時点において、「どのくらいの自宅療養期間が必要か」という予測は不確定要素が強く困難です。そのため、主治医が記入する期間はどうしても暫定的になってしまうのです。
また、主治医は3ヵ月の休養が必要だと考えていても、最初から長期の休養を申請することについて患者側が抵抗感を感じる場合、「1ヶ月」と記載する場合もあります。逆に早く復帰できそうなときであっても、当初は長めに設定しておき、回復したらその時点で復職可能の診断書を発行することもあります。

 ただ、私が実務で経験した限りでは、初回は2週間~1ヶ月と比較的短い期間を設定しておき、その後、1ヶ月~2ヵ月単位で延長を繰り返すパターンが多いように思います。
これらのことから、会社側としては自宅療養を要する旨の診断書が提出された場合、診断書に書かれているよりも長い期間休養する可能性が高いということを考慮し、代替要員の配置や業務分担などの計画を考える必要があるでしょう。