TRAVESSIA

head2.jpg


対策ボタン小1.gif対策ボタン小1.gif対策ボタン小2.gif対策ボタン小2.gif対策ボタン小3.gif対策ボタン小3.gif対策ボタン小4.gif対策ボタン小4.gif


MHtitle1-8.gif

MHtitle2-26.gif

★精神的な休息と並行して、職場復帰の訓練を始めましょう
 開始の目安は、気分の落ち込みや不安・焦燥感などはなくなったものの、まだ「おっくうな感じ」が残っている状態になったときです。これは、近年盛んになってきた「リワークプログラム」を開始する時期でもあります。
 もちろん、特別なプログラムに参加しなくとも、例えば午前中1~2時間、図書館でデスクワークの練習をするなどでも十分職場復帰の訓練になります。主治医と相談しながら無理のない範囲で少しずつ行なうと良いでしょう。

★「早すぎる復職要求」に注意しましょう
 本人や家族からの「早すぎる復職要求」には十分注意することが重要です。抗うつ薬と休養によって、見かけ上症状が改善したにすぎない段階で焦って職場復帰をしてしまうと結果的にうつ病の再燃を招くことも少なくないからです。
 また、症状が落ち着いて安定した状態と職場復帰可能な状態(=会社に完全な労働力を提供できる状態)の間にはかなりの開きがあることも認識しておく必要があります。
 なお、症状が落ち着いて安定した状態になってもその後の再燃防止のため、抗うつ薬を16週間から20週間持続して服用することが一般的です。

★突然の症状の消失に注意しましょう
 この時期の回復の仕方は、徐々に・緩やかに軽快へと向かっていくのが理想的です。逆に突然症状が消えた場合には、そもそも「うつ病」ではなく、そううつ病における「うつ状態」から「そう状態」に転換した可能性があるので、注意が必要です。

 うつ病とそううつ病では、治療方法や使用する薬物も異なります。そのため、速やかに主治医にその旨を伝えるようにしましょう。

ページの先頭へ