うつ病の患者さんのうち、およそ33%の症例では様々な治療を1年間行っても、その症状に改善が見られないというデータがあります。
このような場合、患者さんやその家族や会社側など、本人や周囲の人たちが不安や焦りといった感情や精神的な疲れを感じることが多いものです。
慢性化については様々な理由が指摘されていますが、まずは「うつ病は必ず回復する病気である」ということを機会あるごとに繰り返し主治医から説明してもらうことが必要です。
また、当初から今までの間にどこまでよくなったか、まだ症状として何が残っているかなど、治療から回復までの道のりにおける現在地について主治医とよく確認しあうことも大切です。